私の船自慢(スケール船)


名称:ミニボート・シリーズ 巡視艇
メーカー:地球堂模型店(日本)
諸元
諸元
寸法長さ:435mm/高さ:215mm/幅:150mm
重量全備重量:????g
RCラジコン:2ch(別売)で1ch:舵/2ch:前後進のスピード・制御(アンプ)
スピード制御スピード制御:キットにはモーター等駆動系はついておらず自分でアンプ仕様に制作で前後無段階変速
ドライブ形式ドライブ形式:380モーター・ダイレクト・ドライブ
縮尺縮尺:1/??(セミスケール)
材質材質:船体:木/上部:バルサ/艤装品:金属部品
塗装塗装:必要(塗らないとただの木船/船体は耐浸水処理が必要)
特徴
特徴
画像画像:別アングルコクピットとデッキ相模川での走航電飾と本栖湖での走航
地球堂模型店と言えば「高価な船」と思われがちですが、このミニボート・シリーズは5千〜1万円と安価で、制作も比較的簡単、ラジコン仕様なので、木のボートの制作の入門艇には最適です。ミニボート・シリーズにはこの巡視艇の他に、タグボート、スピードボート、クルーザーがあります。モーターマウントやスクリューとのジョイント、舵とサーボのリンケージは別売でキットには付属していません。船の模型専用の材料は殆ど使っておらず、スクリュー、ラダー、クリート、ボラード以外は市販の材料を上手く船用に使っています。スケールボートのスクラッチビルドを目指している人には大変勉強になるキットです。
※スクラッチビルド:キットではなく、一から模型を作る方法。世界には「設計図のみ提供」されている船も沢山ある。
製作
制作
キットキット内容:中身
<船体の骨組み>
予めレーザーカットしてある木版より部品を切り抜き船体の骨組みを作ります。多少の曲面加工が必要です。
<コクピットの制作>
船体上部のコクピットを制作します。部品がうまくはまらない部分もありますが、鉋で削ったり、エポキシパテで埋めたり、調整をしながらく組み上げていきます。
<船体外板の制作>
船体の骨組みが出来あがったら、骨組みの左右2枚ずつの外板を取りつけます。外板は予め木板曲コテを使って曲面加工しておきます。帆船模型の様にプランク(細い木板)を何本も貼り付けて行く様な制作ではなく、4枚の板を上手く曲げて作れますので、比較的簡単です。
<駆動系の制作>
船体の外板を取りつけた後、スクリューとラダー(舵)を取り付けます。
<船体のFRP仕上>
船体の外板を組み上げて、船体線を取り付けるとFRPでコーティングして、船体の強度を高め、防水、表面加工を行います。FRPは刷毛塗りになるため、表面は均一に仕上がらず凸凹になるため、FRPコーティング後は十分に鑢がけを行います。
<サーフェーサーの塗装>
FRPの表面はツルツルなので、そのまま塗料を塗ってしまうと、剥がれ易くなってしまいます。そこでFRPと塗料の間にもう一層コーティングを施します。これがサーフェーサーです。表面仕上げにも使いますが、FRPに塗料を馴染ませる役目も果たします。
<塗装>
サーフェーサーの処理後は、塗装に入ります。サーフェーサー処理がしてあれば塗料は水性でも油性でも構いません。船体上部と上部構造物を塗装します。船底は船台に当たる部分が凹んでしまうたんめ、一番最後に塗装します。
<艤装品の装備>
塗装が終了すると、残りは艤装品の取付となります.。このキットには事前成形された艤装品は少なく、艤装品も多少の工作が必要です。レーダーやハルピット(手すり)なども自分で作らないといけません。特に手すりやマストは加工が難しく「針金を切って曲げて半田で溶接」みたいなことまでしないといけません。
<改造>
私の場合は、キット標準装備の艤装品は殆ど使用しておらず、別途用意した艤装品を装備しています。サーチライト、霧笛、舷側灯、ベンチレーター、レーダー、救命浮輪は別途入手した艤装品です。舷側灯はビリングボート製で、残りの艤装品は全てRobbe製です。サーチライト、舷側灯、マスト灯は高輝度LEDにて点灯するようにしています。舷側灯はキットの中に製作材料があったのですが使っていません。レーダーはプラスチックのベルトバックルと画鋲から自作したのですが、後にRobbe製のレーダーに換装しました。
感想
感想
初めての木製ボート製作のため、木製ボートの作り方の基本が解らず多少苦労しました。製作途中でかなりブランクがあり、なかなか製作再開をしませんでしたが、製作再開からはすぐに出来上がりました。社会人なので乍ら作業ですが、都合2ヶ月程で製作できたと思います。艤装品が物足りなかったので、ストックしていた艤装品をふんだんに使い、中々の仕上がりになりました。走航性能は「さすが地球堂模型店のボート」だけあって、ミニボートと言えども、高い走航性能を発揮しています。走航させた時の航跡が奇麗なのが印象的です。ラダーが小さいので曲がりづらそうでしたが、実際に走航させてみると、キビキビと曲がり、最高速度で舵を目一杯切っても転覆せず、スピンターンの様に曲がります。380モーターのダイレクトドライブなので、モーターに多少の無理が掛かり、加熱します。連続走航させるとモーターが加熱し、熱ダレを起こします。5分以上の連続走航は難しいと思います。もしかすると540モーターの方が良かったかも知れません。キットには「乾電池で走航」させる様に書いてありましたが、通常のラジコンニッカド電池とアンプで十分走航できます。デッキが水に被った時に、浸水し易い構造ですので、防水には気を使った方が良いと思います。(高波でもない限り滅多に冠水しませんが。。。。)。組立も比較的簡単で、安価、しかも走航性能が良いので、木製ボートビギナーには最適の船だと思います。

名称:ミニボート・シリーズ タグボート ニアリード
メーカー:地球堂模型店(日本)
諸元
諸元
寸法長さ:435mm/高さ:???mm/幅:???mm
重量全備重量:????g
RCラジコン:2ch(別売)で1ch:舵/2ch:前後進のスピード・制御(アンプ)
スピード制御スピード制御:キットにはモーター等駆動系はついておらず自分でアンプ仕様に制作で前後無段階変速
ドライブ形式ドライブ形式:380モーター・ダイレクト・ドライブ
縮尺縮尺:1/??(セミスケール)
材質材質:船体:木/上部:バルサ/艤装品:金属部品
塗装塗装:必要(塗らないとただの木船/船体は耐浸水処理が必要)
特徴
特徴
画像画像:
地球堂模型店のミニボートシリーズのタグボート「ニアリード」です。ミニボートシリーズには 、この他に「巡視艇 PC404」、「クルーザー ジュピター」、「スピードボート」があります。地球堂の中では珍しく6000円程度で買える安価なシリーズです。木製船ですが、プランキング方式で無い為、比較的簡単に製作できます。走航性能も良い船です。一昔前からずっと変わらないキットなので、古めかしい造りで、かなりの微調整(微じゃないかも。。)をしないと組上がりません。木板部品は予め切り抜いてあるので、その点は作り易いです。海外のスケール船キットと同じく、RC化しない人に無駄な部品を買わせないように、RC装置の他、RC化用部品もキットに含まれません。プロポ、受信機、アンプ、サーボ、ニッカド充電池は勿論の事、ラダーホーン、リンケージロッド、モーター、モーターマウント、モータージョイント等も入っていません。船の駆動装置であるスクリュー、スクリューシャフト、スタンチューブ、ラダー、ラダーシャフト、ラダーチューブ等はキットに含まれます。擬装品も針金を切ったり曲げたり、木片を削り出したりして、殆どのモノを製作しないといけません。専用の擬装品は僅かしか付属していません。ただし、船が完成すると「あんな部品しか入っていなかったのに、良くこれだけのモノが出来るな」と思うほど船の仕上がりは良いです。キットは完全なスケール船では無く、セミスケールキットになります。船体はクルーザーや巡視艇等と同じV型船底となっており、タグボートとしては実在しない船体です。上部構造物は小型の港湾タグか河川タグといった感じです。
製作
制作
キットキット内容:箱と中身
基本的な作り方は巡視艇と変わりません。ミニボートシリーズの中では一番部品数が多く、製作に時間がかかるキットだと思います。
感想
感想
まだ作っていません。

ビリングボート バンカート

名称:タグボート バンカート
メーカー:ビリングボート(デンマーク)
諸元
諸元
寸法長さ:650mm/高さ:420mm/幅:160mm
重量全備重量:????g
RCラジコン:2ch(別売)で1ch:舵/2ch:前後進のスピード・制御(アンプ)
スピード制御スピード制御:キットにはモーター等駆動系はついておらず自分でアンプ仕様に制作で前後無段階変速
ドライブ形式ドライブ形式:550モーター・ダイレクト・ドライブ
縮尺縮尺:1/50
材質材質:船体:ABS/上部:バルサ/艤装品:真鍮金属部品
塗装塗装:必要(塗らないと真っ白)
特徴
特徴
日本では帆船模型でお馴染みのデンマークの船模型メーカー、ビリングボートのキットです。このメーカーは帆船模型と同じくらい漁船やタグボートのキットを出しています。固定ノズル式のシングル・スクリュー船ですが、ラダー(舵)はツインラダー式です。実船はオランダのシュミットが「Maasbank」という名前で作りましたが、途中でバンカートに改名されています。全長33m、1800馬力の港湾タグでしたが、フランス−ノルウェーの外洋タグとしての曳船作業も行っていました。
製作
制作
最近のスケール・ボートは部品がレーザーで予めカットしてありますが、このモデルはバルサに「ここを切れ」という線が印刷してあるだけで、カットされていません。電動糸鋸が無いと製作は大変かも知れません(最近のビリングボートのキットはレーザーカット済のものが多く、そのようなことはありません)。
キットキット:中身艤装品
感想
感想
ハル(船体)に塗装しましたが剥がれたのでメゲたただ今制作中。

沿岸スタン・トロール漁船 セリア

名称:沿岸スタン・トロール漁船 セリア
メーカー:カルダークラフト(英国)
諸元
諸元
寸法長さ:695mm/高さ:520mm/幅:256mm
重量全備重量:????g
RCラジコン:2ch(別売)で1ch:舵/2ch:前後進のスピード・制御(アンプ)
スピード制御スピード制御:キットにはモーター等駆動系はついておらず自分でアンプ仕様に制作。前後無段階変速
ドライブ形式ドライブ形式:380モーター・ギヤダウン・ドライブ(1.5:1)→5分ほど走航させてオーバーヒートしたので540モーター・ダイレクト・ドライブに換装
縮尺縮尺:1/16
材質材質:船体:スチレン/上部:スチレン/艤装品:鋳造ホワイトメタル部品
塗装塗装:必要(塗らないと真っ白)
特徴
特徴
画像画像:別アングルトロールウィンチクレーン
走航画像画像:池での走航池での走航(2回目)相模川での走航
イギリスのスケール船メーカー、カルダークラフトの小型漁船模型です。カルダークラフトの模型は、一昔前のタグボートや貨物船、漁船が多いです。このメーカーのキットは、ABSかグラスファイバーの成型済み船体にプラスチック板を切って組み合わせて上部構造物を作るキットです。艤装品はホワイトメタルで作りますが、稼動しない部分も多いです。この船は船尾(スターン)からクレーンによって網を引いて魚をとる漁法(スターン・トロール)をとる近代型小型沿岸漁船です。模型はクレーンは手動で稼動しますが、ホワイトメタルを組み合わせて作るトロール用のウィンチは稼動しません。
製作
制作
キットキット:箱と箱中身と艤装品
事前成型されたABS樹脂船体(ハル)に、プラスチック板(レーザーでカット済み)を組み合わせて上部構造を製作していく船です。組み立て説明書(英語)がアバウトで何処にどの部品をつければ良いのかが、なかなか分かりません。
ハルの製作:ハル内の船室は立て板で2分割されています。前のボンネット部分のみ事前成型部品(もちろんハルも事前成型ですが)で、他はプラスチックの板を組み合わせて製作します。板の貼り合わせには補強材を自分で入れたりして工夫しながら製作します。接着後、外から見えない部分には電熱接着剤(グルーガン)で補強すると良いと思います。キールの部分にスタンチューブを取りつけますが、スタンチューブと一緒にバラスト(錘)を取りつけると船の動作が安定します。(転覆しづらくなります)。
駆動系の製作:ラダーの固定部品はホワイトメタルのボルトとナットで行いますが、ボルトの穴あけ作業が大変でした。1サーボ、1アンプ式にしています。当初、380モーター+京商の380用ギヤダウンユニット(飛行機用の1.5:1のギヤ比)を使っていましたが、後に540モーターのダイレクトドライブに換装しています。380では負荷が大きすぎてモーターがオーバーヒートしました。
甲板の接着:駆動系を取りつけた後、甲板を接着します。ハルにも補助部品を取り付けます。
塗装:甲板の取り付けを行いコクピットの土台が出来あがると甲板や船室の塗装になります。
コクピットの製作:コクピットはベースの部分にホワイトメタルの艤装品を取りつけて製作していきます。羅針盤や各種メータなども詳細な部分まで再現しています。コクピットの上のサーチライトと船舷灯は点灯する様に改造しています。
マストの製作:マストやクレーンは木の棒材で製作します。棒材をベースにホワイトメタルの部品を通し、最後に塗装をします。2つのマストライトと船尾を照らす作業灯を点灯する様にしました。最後に船尾のトロール櫓(やぐら)を組み立てれば完成です。
完成後の改造:キット完成後、何個所か改造しています。錨の交換を始め、モーターのオーバーヒート対策としてスクリュー、モーター、ジョイントの交換をしています。
感想
感想
処女航海は失敗に終わりました。公園の池でのデビューを図ったのですが、水に浮かべて前進させるとモーターの勢いでスクリューが外れてしまい動けなくなってしまいました。他のスケールボートのスクリューは、スクリュー自体に内側に螺子が切られており、スクリューとボルトを、シャフトの螺子に通し相締めして固定するのですが、このCeliaのスクリューはスクリュー自体には螺子は切られておらず、2本のボルトで挟むようにシャフトに固定します。従って少しでも螺子の締め具合が緩いとスクリューが外れてしまう様です。次回修理後に再デビューを図る予定です。
2回目の航海も半ば失敗に終わっています。スクリューをエポキシ接着剤で固定し、外れる事は無くなったのですが、380モーターのノイズが多く前進が極めてぎこちなかったです。また前進したと思ってもスピードが遅く、バックの方が遥か速かったです。コクピットに市販のUHF送信機付きのCCDカメラを搭載し、携行していった液晶テレビでコクピットからの画像を見れるようにしました。映像はバッチリ出るのですが、なにぶん思う様に動かないのでイマイチでした。
3回目の航海も失敗に終わりました。まず380モーターにコンデンサーを追加(通常はモーター本体と両電極のみをコンデンサーで接続しますが、電極同士もコンデンサーで追加接続しました)してノイズは無くなりました。スクリューはホワイトメタルの柔らかい金属なのでスクリューの羽根の角度を曲げて調整しました。前後進ともに順調に進む様になりました。しかし、暫く走航させるとノーコン状態になってしまいました。回収後、ハッチを開けると煙がモコモコと出てきました。オーバーヒートです。全長69cmの小型船ですが、幅が広く、水面下部分も大きいので水の抵抗が大きい様です。380モーターの1.5:1のギヤダウンでは負荷が大き過ぎた様です。モータの電線が焼き切れていました。次回は540モーターに換装予定です。
4回目の航海でやっと思う様に走航することができました。モーター、スクリュー、ジョイントの交換を行いオーバーヒートせずに走航できる様になりました。モーターは相当熱くなります。走航後のモーターは火傷するほどの温度になりますので注意が必要です。元々排水量が大きく、大きな推進力を必要とする様な船の様です。

ModelSlipWay ツェコアU

名称:ブイ保守船 ツェコアU
メーカー:モデル・スリップウェイ(英国)
諸元
諸元
寸法長さ:845mm/高さ:???mm/幅:235mm
重量全備重量:10,000g
RCラジコン:2ch(別売)で1ch:舵/2ch:前後進のスピード・制御(アンプ)
スピード制御スピード制御:キットにはモーター等駆動系はついておらず自分でアンプ仕様に制作で前後無段階変速
ドライブ形式ドライブ形式:550モーター・ダイレクト・ドライブ×2
縮尺縮尺:1/32
材質材質:船体:グラスファイバー/上部:スチレン/艤装品:鋳造ホワイトメタル部品
塗装塗装:必要(塗らないと真っ白)
特徴
特徴
画像画像:別アングル
イギリスのモデルスリップウェイのキットです。このメーカーのキットは近代船舶専門で、タグボート、漁船、沿岸警備隊船舶、貨物船と多岐にわたる分野の船をモデル化しています。この船はブイの保守船としてカナダのバンクーバーで1985年に造船されています。主にカナダの沿岸警備隊で活躍しています。全長23m、最高速12ノットの船です。実船と同じく模型もツイン・スクリュー&ツインラダーで駆動します。実践には船首部分にもうひとつバウスラスターというプロペラが装備されていますが、模型にはありません。
製作
制作
キットキット:艤装品箱艤装品
グラスファイバー製の船体に、120のレーザーカット済プラスチック板パーツ、250のプリント・プラスチックパーツ(電動糸鋸で自分でカットしなければならないパーツ)、250の鋳造ホワイトメタルの艤装品、救命ボートなどの事前成型のプラスチック部品からできています。
感想
感想
まだ作ってません。

ロベ タグボート ネプチューン

名称:タグボート ネプチューン
メーカー:ロベ(ドイツ)
諸元
諸元
寸法長さ:540mm/高さ:470mm/幅:175mm
重量全備重量:2,200g
RCラジコン:4ch(別売)で1ch:舵(ラダー・プロペラ)/2ch:前後進のスピード・制御(アンプ)/3ch:錨ウィンチ巻上・巻戻と曳船ウィンチ巻上・巻戻/4ch:警笛と放水と曳船ロープのリリース
スピード制御スピード制御:キットにはモーター等駆動系はついておらず自分でアンプ仕様に制作で前後無段階変速
ドライブ形式ドライブ形式:380モーターをギヤダウンしたラダー・プロペラ・ドライブ(キット付属のノズル式ラダーは使用せず、ラダー・プロペラに改造)
縮尺縮尺:1/50
材質材質:船体:ABS/上部:ABS/艤装品:真鍮・プラスチック部品(別売)
塗装塗装:必要(塗らないと真っ白)
特徴
特徴
画像画像:別アングル,放水ノズルからの放水,ライトの点灯,相模川での走航
Neptunの最期
ドイツの2大RCメーカーの内の一つ、ロベのキットです。もう1つのメーカーのクラウプナーのキットもそうですが、基本部品(キット本体)と艤装品が別売となっており、キットを買うだけではキットの箱にある写真の通りには仕上がりません。例えば、このネプチューンのキットだと、錨,錨用ウインチ,消防用放水ノズル,舵輪,各種ライト,旗等はキットには含まれておらず、別売の艤装品キットを購入しなければなりません。私の場合、海外の旅行先でキットのみ購入したので、艤装品がなく、バラバラに購入したり、自作したりでキット本体よりも出費がかさんでしまいました。
ロべ純正の艤装品に関しては、バラ売りですが、秋葉原のフタバ産業である程度は手に入ります。クラウプナーの艤装品は新宿・初台のファースト・ラジコンで手に入ります。その他の艤装品は銀座・伊東屋の帆船模型コーナー,静岡・沼津マルサンホビー,大阪モデルショップ・キャプテンで適当な物を見つけることができます。ロべやクラウプナーのキットは船の他、飛行機,ヘリコプター,乗用車,特殊車両等色々な物がありますが、上記キットと同じく装飾部品が別売の物が多いです。ただし、ロベやクラウプナーはオプション装飾品が充実していて、消防ノズルはポンプによって放水できるようになるし、錨や曳船ロープは電動ウィンチによって巻き上げが可能になったりします。
製作
制作
キットキット:箱と箱絵
<駆動系の変更>
純正のキットでは、コートノズル式スクリュー(スクリューは固定で、スクリュー廻りのノズルを回転させることによって方向を変える舵)となっていましたが、クラウプナー製のラダー・プロペラ(プロペラの方向自体を回転させる舵)を購入して換装しました。ラダーペラはサーボの変位によって左右100°づつ回転できます。サーボの変位をギヤアップして左右合計200°のラダー変位を作っていますので、サーボとラダーペラとのリンケージは遊びが無いようにしないと、直進時にラダーペラがブレて安定しません。
<錨ウィンチの装備>
以前購入したカミヨン・トラックのラジコンからウィンチを外して、この船の錨の上げ下げ用のウィンチとして使っています。RCでの制御はサーボで2つのマイクロスイッチ(正転/反転)を押す事により実現しています。
<曳船ウィンチ装着>
タグボートに必須の曳船ロープを装備しました。キットには曳船ロープ用のウィンチが2つ付属していたのでそこからロープを出すような形で船体内にウィンチを装着しました。ロベのカタログによれば純正のオプションパーツでRC制御のウィンチ・システム(前述の錨ウィンチも)が有るようですが、手に入らなかったのでタミヤのウォームギヤボックスを利用して自作しました。ウォームギヤボックスに付属のモーターだけではRC電波にノイズを生じスクリューなどが誤差動するのでコンデンサーを半田付けしています。。RCでの制御はサーボで2つのマイクロスイッチ(正転/反転)を押す事により実現しています。
<消防用放水ノズル装着>
キット本体には放水ノズルが付属していなかったので、1つは自作、もう1つはクラウプナーのオプツョンパーツを購入し装着しています。船体内にRCエンジン模型用の電動小型ポンプを装備し、ポンプ出口を放水ノズルと、ポンプ入口を船体外部とシリコンチューブで結び放水を可能にしています。2つ放水ノズルから放水可能となっていますが、シリコンチューブをペットショップで売っている観賞魚水層用のホース分岐器で分岐することにより実現しています。上記自作ウィンチと同様、ノイズ防止用のコンデンサーをポンプのモーターに半田付けしています。(ポンプは一度分解しています。)RCでの制御はサーボで1つのマイクロスイッチを押す事により実現しています。この仕組みも(ロベのカタログによれば)、純正のオプションパーツにRC制御の放水システムが有るようです。
<警笛の装着>
警笛は船体内部に市販の(東急ハンズや秋葉原の電気街で売ってます)6Vブザーを装備することにより実現しています。RCでの制御はサーボで1つのマイクロスイッチを押す事により実現しています。この仕組みも(ロベのカタログによれば)、純正のオプションパーツにRC制御サウンド・システムが有り、霧笛,警笛等の複数のサウンド制御とアンプに接続してモーター回転数に応じたエンジン音を出すことができる様です。
<ライトの装着>
キット本体にはライト類の艤装品は付属していなかったので、純正オプションのサーチライト,マストライトセット、更に帆船パーツの船舷灯を点灯する様に改造して装備しました。マストライト類は+(プラス)をマストの中に通し-(マイナス)をマストに半田付けして通電させています。RCでの制御はサーボで1つのプッシュ式スイッチを押す事により0N/OFFを交互に切替えています。
<曳船ロープフックの装着>
キットに付属の曳船ロープ・フックはRC制御で曳船ロープをリリースできる構造になってます。これで曳荷を目的地まで運搬したら曳船ロープをリリースして曳荷を置いてくることが可能となります。RCでの制御はサーボでフックとリンクした紐を引くことにより可能です。
<マストの製作>
マストは真鍮パイプを切断,搾孔,半田付けして作成します。スケール船の作成でよくある真鍮の工作ですが、半田付けがなかなかうまくいきません。一般の半田よりも、金属接着用の半田を使用すれば簡単かつ奇麗に仕上げることができます。
<上部構造物の製作>
まず エンジンルーム,コクピット,煙突を成形済のABS部品を切りぬいて接着し作成します。形がうまく噛み合わないので苦労しますが、エポキシパテで調整すると奇麗に仕上ります。次に消防ノズル台や展望台,レーダー台をプラスチック板から切りぬいて製作します。これでベース部分は完成するので後は艤装品の装着となります。
<ハル(船体)の製作>
ハルは船体,甲板,甲板の柵の3分割になっています。甲板上にウィンチや艦橋などの上部構造物を載せる準備(防水や艤装品の装備)工作をして、船体内にスクリューなどの推進装置,サーボ゙などのRCメカや自作のウィンチを装備したら、バラスト(釣り用の鉛の錘)でバランスをとります。最後に甲板と船体を接着し、その後柵を接着し塗装します。
<マイクロスイッチ・ユニットの作成>
この船のオプション操作(曳船ウィンチ,錨ウィンチ,放水,霧笛,曳船フック,ライト)を2chで行なっています。サーボを利用して「6つのマイクロスイッチを押す」,「1つのプッシュスイッチを押す」,「紐を引く」ことでこの操作を実現しています。RCの「チャンネルをあまり増やさず多機能を目指す」方にはお勧めです。
感想
感想
船体内にバラスト(釣り用の鉛の錘)を入れて船体を重めに作ってありますが、水に浮かせるとコクピットなどの上部構造物が重く動作が不安定(頭でっかち)です。最高速で転回しようとするとひっくり返ってしまいます。ラダーペラを真横に向けると「その場回転」をするのですが、スクリューの回転数をあげると横向きの力でひっくり返りそうになります。ラダーペラはプロポのスティックの移動量が小さくても大きく回転するので操縦がかなり難しいです。放水やウィンチにモーターを使っていますが、(コンデンサーを付けたにも拘わらず)ノイズが激しいらしく、放水やウィンチ操作を行うとスクリューが度々回転してしまいます。放水ノズルは水を1m50cm位飛ばせます。

中国戦艦 中山艦

名称:中国戦艦 中山艦
メーカー:TRUNPETER(中国)
諸元
諸元
寸法長さ:440mm/高さ:220mm/幅:59mm
重量全備重量:????g
RCラジコン:1ch(付属)で1ch:舵(バックもストップもできず、舵を切るだけの簡易ラジコン)
スピード制御スピード制御:前に進みっぱなし
ドライブ形式ドライブ形式:140モーター・ギヤダウン・ドライブ×2
縮尺縮尺:1/150
材質材質:船体/艤装品:プラスチック(プラモデル)
塗装塗装:一部必要(煙突の先や艦底を塗る程度)
特徴
特徴
画像画像:別アングル別アングル(詳細画像)水上画像
中国製の「動くプラモデル」をラジコン化したキットです。私が持っている船の中で数少ない軍艦です。基本的にはプラモデルですが、RC装置が付いているためラジコンのカテゴリーに入れてます。4,000円くらいで購入できるラジコン装置付きキットということでコストパフォーマンスが良いです。スイッチを入れると前進し、RCで制御できるのでは舵の左右だけです。
製作
制作
キットキット:箱と箱中身
田宮のプラモデルの精巧さに慣れてしまった私には「部品のはめ合い」などが悪く、ちょっと物足りないキットです。組み立て説明書も判り辛く実際のキットと説明書の図が合致していなかったりしました。「全部をつや消しグレーで塗装する」とかしなければ、艦底色、煙突の先のつや消し黒、デッキ部分のデッキ色以外の塗装は必要ありません。
感想
感想
購入してからかなり経っての製作となりました。購入時は「3000円前後でRC船」などは、考えられないくらいにお得なキットでしたが、最近の小型RCブームの中では、3000円出せば潜水艦まで買えてしまう時代なので、あまり魅力を感じなくなってしまいました。停止が利かないため、走らせるには要注意で、走航場所を選ばないと「すぐに遭難」となってしまいそうです。

ディーンズマリン ブルドッグ

名称:グリーンピース調査船 ブルドッグ
メーカー:ディーンズ・マリン(英国)
諸元
諸元
寸法長さ:603mm/高さ:???mm/幅:123mm
重量全備重量:????g
RCラジコン:2ch(別売)で1ch:舵/2ch:前後進のスピード・制御(アンプ)
スピード制御スピード制御:キットにはモーター等駆動系はついておらず自分でアンプ仕様に制作で前後無段階変速
ドライブ形式ドライブ形式:380モーター・ダイレクト・ドライブ×2
縮尺縮尺:1/100
材質材質:船体:グラスファイバー/上部:ABS/艤装品:鋳造ホワイトメタル,レジン
塗装塗装:必要(塗らないと真っ白)
特徴
特徴
もともとはイギリスの調査船で、現在は環境保護団体「グリーンピース」の旗艦だそうです(模型屋オーナー談)。ツインスクリュー、ツインラダーの海洋調査船です。これと言って特殊な装備はなく、客船の小型版の様な船です。船体はグラスファイバー製でしっかりしていますが、艤装品の一部がレジン製で重厚感が少し失われています。その他の艤装品も鋳造品で細部まで精密に出来ていない部分もあり、全般的にイマイチの感が否めません。
製作
制作
キットキット:箱中身
グラスファイバーの船体をベースに、プラスチック板から上部構造物を組み立てていき、レジンや鋳造ホワイトメタルの艤装品を取り付けていきます。プラスチック板は切り抜く線が書いてあるだけで事前レーザーカットしていないので電動糸鋸で切り抜かねばなりません。その分製作が面倒です。あと、艤装品は精密にはできておらず、曲がって鋳造されていたりするので、ヤスリやペンチで修正しながら製作しないといけません。
感想
感想
まだ作ってません

カルダークラフト ガーノック

名称:タグボート ガーノック
メーカー:カルダークラフト(英国)
諸元
諸元
寸法長さ:508mm/高さ:???mm/幅:144mm
重量全備重量:????g
RCラジコン:2ch(別売)で1ch:舵(コートノズル式ラダー)/2ch:前後進のスピード・制御(アンプ)
スピード制御スピード制御:キットにはモーター等駆動系はついておらず自分でアンプ仕様に制作で前後無段階変速
ドライブ形式ドライブ形式:380モーターをギヤダウン
縮尺縮尺:1/48
材質材質:船体:ABS/上部:ABS/艤装品:鋳造ホワイトメタル
塗装塗装:必要(塗らないと真っ白)
特徴
特徴
全長50cmの小型タグボート模型です。小さい割には「コートノズル式スクリュー」という、タグボート独特の装備をしていますので、走航性能もタグボート並みの小回りを持っています。艤装品の全てが鋳造部品なので、稼動する部分が少ないのが残念ですが、安価で製作もそれほど難しくないので、スケールボート初心者向きのキットです。実船は1984年まで(曳船している船の爆発の影響で廃船)スコットランドの西海岸で活躍していた小型の港湾型タグボートです。
製作
制作
キットキット:箱中身艤装品
ハル(船体)は左右2分割になっており、左右をあわせてハルを成型します。甲板や上部構造物はレーザーカット済みのプラスチック板を切り抜いて作ります。煙突や曳船ロープ用フックの台などは成型されたプラスチックを切り抜いて作ります。スクリューやスタンチューブは予め組んであります。コートノズル(ノズル付きのラダー)は鋳造ホワイトメタル部品を半田付けして作成します。その他の艤装品も鋳造ホワイトメタル部品です。
ハルの製作
キットに入っているハルの成形板より、左右のハル部分を切り取り、エポキシ接着剤で貼り合わせます。その後で、スタンチューブを通し、防水と補強のためにFRPを流し込みます。FRP補強後にコートノズル(舵)の製作に入ります。
感想
感想
ハル(船体)の製作中ただ今制作中。

ファーストラジコン おやしお型潜水艦

名称:潜水艦 おやしお型
メーカー:ファーストラジコン(日本)
諸元
諸元
寸法長さ:710mm/高さ:200(アンテナ含まず)mm/幅:150mm
重量全備重量:3400g
RCラジコン:4ch(別売)で1ch:舵(左右)/2ch:前後進のスピード・制御(アンプ)/3ch:潜水舵(上下)/4ch:潜水タンク(バラストタンク)注排水(オプションのバラストタンク・キット使用)
スピード制御スピード制御:キットにはモーターのみついており、アンプで仕様の前後無段階変速
ドライブ形式ドライブ形式:380モーター・ギヤダウン・ドライブ×1
縮尺縮尺:1/11
材質材質:船体:FRP/艤装品:真鍮・発泡ウレタン/基本バラスト:鉛
塗装塗装:必要(塗らないと真っ白)
特徴
特徴
画像画像:おやしお別アングル池での航行
このキットは大きな部品の殆どが手作りで製作されていて、細かな部品は市販品を流用した「手作りキット」です。部品と組み立て説明を見て、「ほー。。。なるほど、こんな使い方があるんだ」と感心する場面が多々あります。例えば、潜水艦の核であるタンクへの注水・排水をRC用燃料ポンプで行なったり、防水ブーツを利用したラダーリンケージの防水などが非常に勉強になります。(「コロンブスの卵」的発想なのですが。。。)
製作
制作
キットキット:箱中身
製作は1週間程度あれば充分な程のレベルです。
<船体の製作>
手作りキットなので、部品がうまく噛み合わず「調整しながら製作」しないといけない、このキット製作の第一のヤマ場です。ハル(船体の下半分)に潜水艦の防水室を作ります。船体に水平な板1枚と垂直な板2枚を接着して、この防水室を作りますが、浸水しそうな要素はこの過程に集約されているので気合いを入れて製作します。噛み合いの悪い部分は削ったり、パテで埋めたりして調整しながら合わせます。ホビー用の電動ルーターがあると便利です。
<ラダーリンケージの製作>
この潜水艦は潜航舵と通常のラダーの2つのラダーを使用します。潜航舵、ラダーとも手作り部品なので、調整しながら取り付けます。特に後尾の十字型の水平尾翼・ラダー・ユニットは、ラダーを削ったり位置をずらしたりしないと、うまくはまらなかったり、ラダーがスムーズに回転しなかったりします。リンケージは真鍮線で作ります。艦の防水室にサーボがあり、防水室外にラダーがあるのでリンケージは防水室内外を通すことになります。完全防水ををキープしながらリンケージを稼働させるために防水ブーツを使います。
<駆動系の装備>
駆動系のベースとなるモーターマウントは予め防水室の後部壁に取り付けてありますので、防水室ができた時点で装備完了しています。シャフトを尾翼の中に通せば駆動系は完了します。
<バラストタンクの装備>
防水室を作り、ラダー/リンケージ、駆動系/シャフトを装備すれば、後は塗装してRC装置を搭載すれば、キットは完成です。私の場合、オプションのバラストタンク・セットを購入したのでバラストタンクを装備します。潜水操作は「バラストタンクへ注水=潜航」、バラストタンクから排水=浮上」となります。(ただし、バラストタンクの容量が小さいので、フル注水しても甲板が隠れる程度しか沈みません。完全潜航するためには前進して潜航舵を使わないといけません)。オリジナルのバラストタンク・セットは通気孔が艦橋の上に出るので、通気孔が水面に出ている間でないと排水(浮上)できません。(水中で排水操作を行うと通気孔から水が入ってきて排水にならないからです。)私は潜水中でも排水操作が行える様に、バラストタンク・セット付属の燃料タンクは使用せず、バフレスタンク(二重構造の燃料タンク)を2つ使っています。バフレスタンクを使えば通気孔は防水室内部に出せますので潜水中でも排水できます。(注水すると注水した分だけ防水室の気圧が上がりますが、このおやしおの防水室は気圧の変化にも耐えられる構造になっています。) おやしおにバラストタンク・セットを装備すると防水室内が満杯となり全ての装備を入れる為には、7.2Vニッカド電池をバラして入れなければなりません。私の場合、電池をバラすのが嫌だったので、バラストタンク・セット 付属のポンプのスイッチユニット(ミニサーボでマイクロスイッチを押したり引いたりする方式)は使用せず、ミニアンプを用いて防水室内スペースの削減を図って、電池をバラさず全ての装備を防水室に入れています。
<塗装>
バラストタンクを装備すれば、後は塗装と浸水テストで航行が可能です。エンジン動力では無いので、塗料はプラカラーでも構わないのですが、私は東邦のエンジンウレタンで塗装しています。本来スケールモデルなので色は下は赤,上は黒に塗るべきなのですが、その色では見えづらいのでオレンジに塗装してあります。
<潜水調整>
全て出来あがったら最後に潜水調整に入ります。結局、製作工程で一番時間の掛かったものはこの調整作業です。上記の2バフレスタンク仕様で浴槽でテストしてみましたが、問題が2つありました。
・注水前にして沈没してしまいました。重過ぎて浮かなかったのです。
・バフレスタンクに注水してみましたが、バラストタンクの1/10位しか注水できませんでした。防水室の気圧の上昇のせいで殆ど水が注水できませんでした。
この潜水艦は艦底に文鎮の様な形のバラスト(鉛の錘)を取りつけますが、私のおやしおは浮かなかったので、鉛の錘を削ったり、浮きをつけたりして浮上する様に調整しました。
バフレスタンクのバラストタンクは結局注水できなかったので、バフレスタンクは止め、当初の潜水中は排水できない形式に戻しました。
感想
感想
様々な調整の結果、やっと稼動できるようになったので公園の池でデビューさせました。前進しながら潜航舵をゆっくりと動かすと潜行していきます。潜航してゆく姿は本物そっくりです。全速力で「勢いを付けて潜航させないと潜らない」と聞いていましたが、微速でも十分潜航できました。水上で潜航舵をいきなり動かしてしまうとスクリューが水上に出てしまい、かえって潜行できませんでした。逆に潜航中に潜航舵を急に動かすと飛び出す様に浮上します。製作前はバラストタンクにこだわっていましたが、潜航状況には殆ど変わりはありませんでした。バラストタンクの効果はあまり無く、気分的なもので特に付けなくても問題無い様です。最初から付けないでおけば余り苦労も無く、短期間で航行までたどり着けると思います。潜水艦初心者にも操作は簡単です。更に、潜航中に居場所がわからなくなったらスクリューを停止し、何もしなければ浮いて来ますので安心して遊べます。十分に楽しめるキットだと思います。

グンゼ産業 水中翼船 スーパーコメット

名称:水中翼船 スーパーコメット
メーカー:グンゼ産業(日本)
諸元
諸元
寸法長さ:760mm/高さ:340mm/幅:315mm
重量全備重量:1600g
RCラジコン:2ch(別売)で1ch:舵/2ch:前後進のスピード・制御(アンプ)
スピード制御スピード制御:キットにはモーターはついておらず、スピコン使用を自分でアンプ仕様に変更で前後無段階変速
ドライブ形式ドライブ形式:540モーター ダイレクトドライブ
縮尺縮尺:1/40
材質材質:船体:ABS/上部:ABS/艤装品:ステンレス切り出し品、プラスチック
塗装塗装:必要(塗らないと真っ白)
特徴
特徴
画像画像:別アングル,ライトの点灯,相模川での走航,山中湖での走航
現在は発売されていない水中翼船のラジコンです。パッケージとしてはプラモデルのノリですが、ステンレス削り出しの艤装品やスクリュー・スタンチューブ、アルミ製の水中ウィング゙、ラダーなど外国製スケールボート・キットに負けない豪華キットです。サーチライトや警笛などはプラスチックのものが付いていたのですが、ロベ製のオプション部品に換装し、尾灯、船舷灯、サーチライトが点灯する様に改良してあります。デカールが付属していましたが、キットにふさわしくない安っぽさだったのでデカールは使用せず塗装しました。ABS船体の中には発泡スチロール船体が入っている二重構造になっており、万一の時にも沈没しない不沈構造になっています。
製作
制作
キットキット:箱中身艤装品
組立途中の水中翼船。
製作はプラモデルの延長で比較的簡単です。片手間でも1週間程度あれば完成します。さすが日本製キットといった感じで部品が精密に出来ているので組立に微調整も必要せず、難しい所と言えば穴あけ作業くらいです。オプションのステップですが、断面が流線型(翼型)になっていないウィングをヤスリで削る作業があります。プラスチック製のアンテナが付属していましたが、運搬中にすぐに壊れてしまったので、真鍮パイプを半田付けして自作しました。最後尾の旗もオマケで自作しました。
感想
感想
低速時は普通の船と同じ動きをしますが、高速走航時は船体が浮き上がり、本物の水中翼船と同じ滑走状態になります。滑走状態に入るとスピードがさらに増し、「だから水中翼船は早いんだ」と納得してしまいます。ただし、この模型の場合、滑走状態に入るまでにモーターのパワーと助走時間を必要としますので、狭い池とかでは遊べません。さらに電池が少なくなると滑走しなくなり、ただの船になってしまいます。キット自体はスピードコントローラー仕様だったものをアンプ仕様に改造したのですが、スピードコントローラー仕様では受信機用の電池(単三4本)を船体の最後尾に置くのですが、この電池がバラストにもなっており、アンプ仕様(アンプ仕様では受信機用電池は不要)にしても、最後尾に電池(あるいはそれ相当の錘)を置かないと浮上しづらくなります。
風などが強く水面が荒れている時には、水中翼船は遊べません。波で船首が少しでも下を向いてしまうと、浮上する為にある筈の水中翼が下を向いてしまうため、潜水艦の潜航舵の様になってしまい船首が潜ろう潜ろうとしてしまいます。(相模川での走航)プラスチックのアンテナ(艤装品)が2本ついているのですが、非常に脆く運搬中にすぐに壊れてしまいました。
水中翼船はある程度スピードが出ないと浮上しません。そのため、540モーターのダイレクトドライブでスクリューを回すようになっていますが、長時間使用するとかなり過熱します。モーターマウントはマブチ純正の「モータ全体を囲みこむ金属マウント」を使用していますが、モーターマウントを船体に固定する部分はキットに付属のプラスチック部品でした。モーターの加熱により、このプラスチック部品が溶けて変形してしまい、最後は走航不能に陥りました。長時間走行のためにはモーターマウントを工夫する必要がある様です(山中湖での走航)。
第3回目以降の航行はモーターマウントを換装して実施しています。京商のバイパーR(電動スピードボート)のモーターマウントが手に入ったので、それを取りつけています。モーターマウントの交換以降は、モーターマウント部分も熱で溶けることなく好調です。

名称:サイドトロール漁船 Le Marsouin
メーカー:New Maquettes(フランス)
諸元
諸元
寸法長さ:850mm/高さ:???mm/幅:210mm
重量全備重量:????g
RCラジコン:2ch(別売)で1ch:舵/2ch:前後進のスピード・制御(アンプ)
スピード制御スピード制御:キットにはモーター等駆動系はついておらず自分でアンプ仕様に制作で前後無段階変速
ドライブ形式ドライブ形式:540モーターをギヤダウン
縮尺縮尺:1/30
材質材質:船体:木/上部:木/艤装品:真鍮、プラスチック、木他
塗装塗装:必要
特徴
特徴
画像画像:別アングル(1)別アングル(2)細部の画像相模川での走航
イギリスで造船された漁船の模型です。船の両横に網を垂らせて引く「サイドトロール」方式の漁船です。実船は450馬力のエンジンで11ノットの速力を持っていました。キット自体は木製キットで、事前成型ハルのプラスチック・キットよりはハル製作に時間が掛かります。ただし、キットの構成が非常に親切で良く出来ており、思ったよりも簡単に製作できるようになっています。木製ハル初心者には最適なキットです。
製作
制作
キットキット:箱と中身艤装品追加で購入した部品
木の部品が予め切り取られていたり、成型されていたりするので、それほど特殊な工具は必要ありません。ただし以下のものは(通常の模型製作道具以外に)必要と思います。プランク曲げコテ、小型鉋、帆船製作用の小さい真鍮釘、木工用エポキシパテ、FRP樹脂。
<ハルの製作1>
まず、最初に行うのがハル製作台の作成です。製作台を作ると後の作業が簡単になり、仕上がりも綺麗にできます。1m×30cmの2枚の大きな板が別途必要です。ハル製作ができると、次は竜骨部分の製作です。竜骨の製作後に、木製ハルキットの特徴である、プランク(細長い木版)の貼り付けを行います。プランクは1枚々々張っていきますが、1枚張っては乾燥するのを待ち、乾いたら次の1枚を張る。。。。といった様に待ち時間の多い作業となります。プランクは通常の帆船などで使う木版よりも太く厚いので、プランク曲げコテが無いとうまく出来ません。
<ハルの製作2>
プランクを張り終わると、次は内側のFRP処理です。ハル内部をFRP樹脂で固め船体の強度を高めます。内側のFRPにはファイバー繊維をつけてFRP加工します。内側が終わると外側もFRP処理を行いますが、その前にプランクの隙間をパテで埋めたり、舷側ラインを入れたりして表面加工を行います。さらに内側にRC装置を載せ、甲板上の柵、甲板を取り付けると、いよいよ外側のFRP塗装を行いハルが完成します。
<ハルの製作3>
FRP処理では、FRP原剤に対し、微量の硬化剤を加えて素早く塗装します。硬化剤が少ないと木工エポキシパテと化学反応してしまい、硬化しない場合があります。FRPコーティングが終了するとシーラー(サーフェーサー)で塗装の下地を作ります。
<上部構造物のベース制作>
上部構造物は主に3つあります。船倉の蓋、コクピット、後部船倉の蓋です。部品は予め加工してあるため、組み立てるだけで完成します。ただし、コクピットの窓の部分は切り抜かれていないので、ここだけはルーターや糸鋸で切りぬく必要があります。
<塗装>
サーフェーサーの乾燥後、船体の上側と上部構造物の塗装を行います。
<艤装品の製作と取付>
艤装品は事前成形されたものも在りますが、工作を必要とする艤装品もかなりあります。
<マスト他の製作>
最後にマストを製作し、前後部それぞれ1本ずつマストを立てます。マストは取り外しが効く様にロープで固定するだけで、接着はしていません。
感想
感想
4ヶ月程で完成しました。プランク(細い木板)から作るタイプの木製船は初めてだったので、コツが掴めず苦労しましたが、キットの構成が良かったので、すぐに慣れました。デイテイルアップや簡素化のために多少の部品を別購入しましたが、特に必要と言う訳ではありません。艤装品もふんだんに付属しており、仕上がりも最高です。シャフトとスクリューの取付が悪く、最初の走航でスクリューが吹っ飛んでしまいました。スクリュー交換後は快調に航行できる様になりました。走航性能も良く、スピードもそこそこ出ますし、走航時のバランスも良いです。安定した走航が出来るスケールボートだと思います。

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