鑑賞用模型船

プラモデルのページ

Revell社 調査船calypso(Revell社 調査船calypso)


日本では殆どのプラモデルが軍艦です。私は軍艦があまり好きでは無いので一般船のプラモデルを集めています。

メーカーがリリースしている一般船

日本のメーカー

海外のメーカー

上記のカテゴリーの他に海外のメーカーでは以下のものがリリースされています。

最近の船プラモの特徴

モーターライズの減少

ひと昔前は、モーターライズ(電池とモーターで動くようになっていた)された船が多かったのですが、最近の子供の遊び方が変化したせいか、めっきりと見なくなりました。TVゲーム等に押され模型づくりがマイナーなものとなり、淋しい限りです。

潜水艦が面白い

軍艦の部類になってしまいますが、最近、モーターライズモデルで面白いのが潜水艦です。モーターで推進するだけでなく、簡易ポンプを利用た自動浮沈装置で潜水・浮上を繰り返すものがあります。

ラジコンボートと模型化対象船が異なる

ラジコンボートと異なり、プラモデルは手軽なので、比較的簡単に製作できます。更に、ラジコン化する為の(実船には無い)細工が不要なので、実船を忠実に模型化することが可能です。
またラジコンボートの場合、実際に水上を航行させるため、波の抵抗の関係上、タンカーなどの大型船は模型化できません。大型船は細長いので、模型化すると横からの波でいとも簡単に転覆してしまうからです。転覆させない為には模型と言えども全長1.5m以上の大きな船にしないと駄目でしょう。比較的小〜中型の船がラジコンボート化されているのは、そういう理由もあります。その点、プラモデルやレジンキットは大型商船からモーターボートまでどんなものでも模型化できます。

船のプラモの製作

プラモデルの製作自体は普通の車や飛行機と違わず同じ作り方ですが、私が船用に工夫している所を以下で述べます。

塗装

やはり船体部分(ハル)の部分が面積が多く時間が掛かります。プラモデル用の水性タミヤカラーを塗っていますが、基本的には刷毛塗で、地色が白い船体は3回、色つきのものは2回重ね塗りしないと安定しません。重ね塗の間隔は2日以上開けないと、重ね塗終了後の塗装面が柔らかくなり、指紋などが残る様になってしまいます。船体部分は面積が大きい分、塗料を大量に使用しますが同じ色でも瓶が変わると微妙に色が異なるので、1回の塗装で瓶を替えない様にします。スプレーで無く刷毛を利用するのは、刷毛の方が手軽だからです。基本的にはスプレーの方が奇麗に仕上りますが、もともと実船自体も奇麗に塗装されてませんので、私はあまり気になりません。最近ではスケール・ラジコン船も水性タミヤカラーで塗ってます。プラモデルのハル(船体)の塗装例

水に浮かせる細工

私の場合、動かない観賞用のプラモデルであっても「水に浮かべた写真」だけは撮りたいので、水に浮かせるための「船体(ハル)の防水処理」と「喫水線に水面を合わせるバラスト(錘)処理」を施しています。→防水とバラスト処理の例

船体の防水処理

一体型船体やモーターライズ用のプラモデルでは問題無いのですが、観賞用船プラモデルの場合船体が(左右)2分割式になっており、そのままでは浮きません。私の場合は左右の船体の接着後、内側からグルーガンやエポキシ接着剤を接着面に充填させて防水しています。

バラスト処理

プラモデルの場合、船体に喫水線が予め描かれており、それに合わせて色を塗り分けます。喫水線より上は船体色、下は艦底色(ツヤ消のエンジ色)です。プラモデルの場合、予め決められた喫水線に水面が来るようにバラスト処理をします。(→これとは逆に、スケール・ラジコン船の場合は、喫水線は出来あがった船の重さに合わせて自分で喫水線を決めるが通常です)。私の場合は、実際に水に浮かせて、釣用の鉛の錘を載せて水面を調整しています。(余談ですが、鉛の重さに比べ、プラモデルの重さは殆ど無視できるので、この鉛の重さが「この模型船の排水量」ということになるのでしょうか。。。)。鉛の置き場所によって、船の傾きも変わるのでバラスト位置も前後左右の調整を行います。最後にこの鉛の錘(バラスト)をグルーガンで接着してバラスト処理は終了です。

水上を航行させる細工

「水に浮かせるだけでは納得いかない、水上を走航させたい」という場合、以下の様なやりかたがあります。

ご存知水中モーター

子供の頃、一度は手にしたことがあると思いますが、今も変わらず市販されています。船を浮かべられる様に細工をした後、船底に吸盤で水中モーターを取り付ければOKです。
水中モーター

船外機

これも子供の頃、よく見かけました船外機です。現在は市販されていない様ですが、古い模型屋さんに行くと結構置いてあったりします。レジャー用の小型モーターボートの後ろに付いている奴です。模型では小さいものから、スピードラジコン用の大きなものまで様々な種類があります。小さいものの中には、「右回転と左回転があり、ツイン船外機仕様にした時、反トルクを打ち消せるようになっているもの」もあります。モーターボート以外には取り付けられませんが、これも立派な改造と言えます。予め船外機とセットになっているモーターボートも市販されています。船外機の画像はこちら

反トルク
スクリューが回転する事によって発生する「船を左右に傾けよう」とする力。スクリューの力が大きいスピードボートや船体の幅が狭いスケールボート、潜水艦はこの力を受けやすい。
反トルク図説
シングル・スクリュー船では反トルクを受けやすいが、ツインスクリューの船は反トルクが打ち消し合うので反トルクを受けない。

モーターライズ

予め走航できる様になっているプラモデルを入手するのが、何と言っても走航への最短の手段です。上述の様に最近ではめっきりとモーターライズモデルを見なくなりました。今でも市販されている(多分)モーターライズモデルを紹介します。

モーターライズではありませんが、変わった所で蝋燭(ロウソク)と水蒸気で走るポンポン船シリーズというのもあります

改造

一番手の掛かる走航への道のりは改造です。プラモデルの様な小さいサイズの船に合った大きさのスクリューがなかなか入手できません。東急ハンズ等で手軽に入手できるスクリューセット、ラダーセットもありますが、少々プラモデルには大きい様です。手っ取り早くやるのは、プラモデルに付いているスクリューにピアノ線か真鍮線を刺してスクリューシャフトとして、真鍮パイプにシャフトを通してスタンチューブとするやりかたです。多少スタンチューブとシャフトの間に隙間があっても、スタンチューブの船体がわにグリスボックスを作れば防水できます。プラモデル級のサイズの船であれば、モーターも140や280程度のダイレクトドライブで充分です。シャフトとモーター間のジョイントもしっかりしたものは必要無くゴムチューブ等でOKです。
また、以前はモータライズモデルで発売されていましたが、(同じ金型を使っていても)現在はディスプレイモデルとして販売されているものもあります。ARIIの貨物船シリーズやニチモの南極観測船もそれにあたります。これは簡単に改造できそうです。

更に進化してラジコン化

スクリューのモータライズに成功すれば、モーターをアンプで動かし、後はラダーをサーボで動く様にすればラジコン化できます。但し、全長30cm〜40cm位のプラモデル船では大きな受信機やアンプ、サーボでは重過ぎて浮かなくなってしまうため、ミニアンプやミニサーボが必要になってしまい、かなり高価なものになってしまいます。ここでは半インチキ手段と、正当なラジコン化手段をご紹介します。

「水中モーター2個作戦」

そこで、結構手軽にディスプレイモデルをラジコン化する手段として「水中モーター2個作戦」があります。用意するものとして「船のプラモデル」、「水中モーター2個」、「戦車のラジコン(京商ポケットアーマー等が最適)」又は「小型のトイラジカー(ラジカンなど)」です。ラジコン戦車やラジコンカーはラジコン装置やモーターの部品取りにのみ利用します(少々もったいないのですが。。。)。やりかたは至って簡単です。まず、船底に水中モーターを2本並行(或いは多少「ハ」の字型)に取り付け、それぞれの水中モーターの舵を外側に向けておきます。後は戦車のラジコン回路の2つのモーターに行く部分を水中モーターに繋げれば完成です。ただし、マブチ水中モーターに内蔵されているモーターはノイズを発生するために、RC操作が不安定になりますので、コンデンサーを装着するか、モーターごとRCマシンから部品取りしたものに交換してしまいます。装着後の操作方法は戦車と同じです。トイラジカーのステアリングも基本的にはモーターか電磁石に+/−の電圧をかけているだけなので、戦車の様なモーター制御に利用できます。船底に水中モーターが付いていて、スピード制御も出来ないので、あまり格好が良くありませんが、「低予算」、「1時間位でラジコン化可」、「他の船への使い回し可」というメリットを考えればまぁまぁの細工ではないかと思います。

京商「RCサブマリンモーター」利用

上記の「水中モーター2個作戦」を商品化したようなものが、京商から発売されている「RCサブマリンモーター」です。15cm〜35cmくらいのプラモデル船を手軽にRC化することができます。2軸のスクリュー、RC装置、ニッカド電池を備えた小型の水中モーターにRC送信機と充電器がセットになった製品です。「2軸のスクリューを別々にRC制御する」機構は、「水中モーター2個作戦」とコンセプトは同じです。ただし、内蔵のニッカド電池の容量が非常に小さいために、「走航時間が3分程度」とかなり短いです。

ラジコン化の正攻法

「水中モーター2個作戦」では無く、きちんとラジコン化する場合は、上記モータライズの細工を施して、ラダーの細工を行ないます。タンカーや貨物船等の大きな船をラジコン化する場合、プラモデルに付いてるラダーは小さ過ぎて、ラジコン化しても曲れません。多少大きめなラダーを自作することをお勧めします。ラダーの取り付けは、スクリューと同じように、ラダーシャフトを真鍮パイプに通して、真鍮パイプを固定します。真鍮パイプの船体側にグリスボックスを作るか、船体側の先端を喫水面より上にすれば防水できます。あとは真鍮パイプから出たラダーシャフトにサーボホーンを取りつければラジコン化できます。
ラジコン化
(画像をクリックすると大きな画像が見れます)

ただ今制作中。


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