名称:ポケットレーサーDTM ボルボ850エステートBTCC | |
メーカー:ABCホビー(日本) | |
諸元 |
長さ:200mm/高さ:59mm/幅:85mm 全備重量:???g ラジコン(AM27MHz):2ch(別売)で1ch:ステアリング/2ch:前後進のスピード スピード制御:アンプ式 ドライブ形式:140モーター(後輪駆動) 縮尺:1/24 材質:ボディー:ポリカーボネイト/シャーシ:殆ど金属部品 塗装:必要(ボディーは透明ポリカーボネイト製) 走行時間:約15分(走行:専用ニッカド充電池/プロポ:単三電池×8)→走行バッテリーは単三乾電池×4に変更 |
特徴 |
画像:別アングル、シャーシ 1/24 RCカーの老舗ABCホビーの「ポケットレーサーDTM」です。4WDバージョンのDTM-X4が出たため、影を潜めがちですが、京商の「ミニッツレーサー」が出る遥か前から1/24 RCのカテゴリーを展開していました。同時期には「田宮のタムテック」「カワダのトリップメイト」も1/24 RCカーを展開していましたが、ミニッツレーサーが出るまではブームも下火になり、田宮の撤退後、ABCホビーとカワダで細々とやっていたカテゴリーとなっていました。 ポケットレーサーDTMは「シャーシキット」の他に、「ボディーセット」、「ミニカー専用サーボ/受信機セット」、「専用ニッカド充電池/充電器セット」と様々な物を購入しなければならず、既にRCカーをやっている人でさえも、流用できるものは「送信機」のみといった非常に手の出しにくいキットでした。ボディーも透明ポリカーボネイト製なので塗装も必要となり、更にハードルを高くしていました。これらの特徴はカワダのトリップメイトも同じで、今度発売される4WDのDTM-X4も同じです。こういう「手の出しにくい」けど「家の中では最適」なカテゴリーに「全てコミコニの即走行可能な完成品」のミニッツレーサーが出てきた訳ですから、ヒットしない訳がありません。 ポケットレーサーDTMは2WD後輪駆動の本格的RCカーで、ミニッツと同じく無段階スピード制御、無段階ステアリング装備です。シャーシも殆どの部品が金属で、ボールデフも標準装備、タイヤはスポンジタイヤですから、殆どの部品がプラスチック製のミニッツレーサーよりも更に本格的です。フロントはバネのサスペンション、リヤは板のしなりと歪みを利用したプレートサスペンションの3Pサスペンションです。この構造自体はミニッツも同じですが、プレートが堅い分DTMの方がハードサスペンションになっています。スポンジタイヤを履いているのでステアリング性能もミニッツより上、ポリカーボネイトボディーなので対衝撃性能も高性能です。(DTMの標準キットと同じくらいの金額を投資してフルオプションにしたミニッツと比較すると負けてしまうでしょうが。。。)。スケール感、オプションの数、走行時間は格段にミニッツの方が上です。 →他の室内RCとの大きさの比較(3) |
制作 |
キット:箱と箱中身、オプション品(ナローシャーシキット シャーシの製作は「プラスチックの電池カバーの切断加工」以外は特に難しいところはありませんでした。ボディー以外は半日もあれば完成します。組み立て説明書もペラ紙一枚しかありません。説明が足りず不親切な部分もありますが、問題なく製作できる程簡単な製作です。 シャーシ シャーシのベース板は樹脂製プレートですが、それ以外の部品は殆どが金属製で、精巧にできています。オプションでベアリングを装備しましたが、前輪のベアリングの回転がイマイチ良くないので、前輪は抵抗が減っていません。後輪のボールデフを含めた駆動系は流石にしっかりできていて、製作時の満足感が高まります。サーボはミニサーボを前輪に取り付けますが、サーボホーンの一番外側のホーンの穴を使うと非常に小回りが利くようになります。サーボはキット付属の強力両面テープで取り付けます。ショップオリジナルのフルセットには専用のニッカド充電池(田宮の「タムテック」のモノを流用)が付いており、充電電池で走行する様になっています。ただし、DTMの場合、搭載スペースには余裕があるので、単三乾電池×4も搭載可能です。私の場合は「2サーボ仕様の2chプロポセット」に付属する単三×4の電池ケースを流用し、乾電池仕様でDTMを走らせています。今後発売のDTM-X4では写真を見る限り搭載スペースが狭く、乾電池仕様にはできないかも知れません。 ボディー ボディーはキット状態では透明のポリカーボネイト製ボディーなので塗装が必要です。BTCCボルボなので本来はレース仕様の「青白ツートンカラーにスポンサーマークが一杯入っているボディー」のはずなのですが、キットにはスポンサーデカールが付いておらず、ヘッドライトやテールライト、窓等の最低限のデカールしか入っていないので、レース仕様のBTCCボルボにするのを止めました。塗装は通常のポリカーボネイトボディーと同じく、内側からスプレーで行えば終了します。デカールもシート数が少ないので直ぐに終わります。 組み立て説明 シャーシとボディーが別売になっているのですが、発売されている様々なボディーはホイールベースが1mm単位で異なります。ボディーのホイールベースの種類が何種類もあるのに対し、シャーシ側のホイールベースは4種類しか変えられません(ナローシャーシキットを利用した場合は「×3」通り)。トレッド幅は別売のナローシャーシキットを利用すれば2種類の調整が可能です。ボディーキットにもシャーシキットにもホイールベースの調整の仕方は全く書いていないので自分で考えなければいけません。ボディーキットにはデカール貼の位置説明も無いので、その辺も自分で考えないといけません。 プラモデル・ボディーの換装 ナローシャーシキットを利用し、トレッド幅を狭く設定すると、アオシマのCR-Vのプラモデルのボディーが丁度良くハマることを発見したので、CR-Vのプラモデルのボディーを搭載しています。更にトリップメイトのボディー装着用部品を流用すると、プラモデルに穴を開けずにボディーの装着が可能です。プラモデルに付属のゴムタイヤもDTMのホイールにピッタリとハマったため、タイヤもゴムタイヤに換装しています。プラモデルボディー装着時の画像はこちら。 |
感想 |
ミニッツレーサーから1/24 RCカー(と言うよりはRCカー自体)の世界にハマった私は、原点に帰ってみようと思い、1/24の老舗「ポケットレーサーDTM」を購入してみました。(偉そうな事言ってますが、実は4WDのDTM-X4発売直前の今はどこのショップもDTMを叩き売っていて「安くなってたから買った」だけなのです)。完成してみてまず最初に思ったのが、スケール感の不足です。ボディーはペラッとしており、あまり凹凸も無く、安物玩具の車のようです。できればスポンサーデカールもボディーキットに含んで頂いて、スポンサーデカールでスケール感の不足を補って頂きたいところです。「同じBTCCボルボ」でも、トリップメイトのオプションとして販売されているボディーの方はスポンサーデカールも付属しており、細かい部分まで再現できスケール感は高いです。タイヤとボディーのバランスも合っておらず、リアタイヤはフェンダーに収まりきっていません。スポンジタイヤは走力は十分ですが、スケール感は乏しいです。「ボディーに穴を開けて装着するボディーマウント」も気に入りません。1/10RCカーであれば、さほど気にならないのですが、1/24
RCカーでは結構目立つので気になります。完成時の大きさも1/24にしては大きい気がします。車体がボルボなので元々デカいせいもありますが、1/18のMicro
RS4と比較してもそれほど大きさは変わりません。 スケール感に付いては申す所が多々有りますが、走りに関しては申し分ありません。小回りも利きますし、タイヤのグリップも良いです。加速、スピードも充分あります。走行時間に関しては、専用バッテリーでは期待できませんが、乾電池仕様にすれば1時間は走ります。タイヤのグリップが良い分消耗も早いです。使っているとタイヤ交換の頻度が高くなるのですが、マイナーな車なのでスペアタイヤの入手が専門店でないと出来ないのが辛いです。 |
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