ラジコンボート

ラジコンヨットのページ

田宮 ヤマハ40EX


RCヨット

RCヨットの魅力は何といっても、実際のヨットと同じく「風の力で進む」ことです。実際のヨットと同じくセール(帆)の角度制御とラダー(舵)の制御で船を操作します。船の性能にもよりますが、通常であれば風上に対し斜め45°の角度までは進めます。風上方向に行く為には、左右45°づつギザギザに蛇行しながら上がっていきます(タッキング)。RCは2chあればヨットを動かせます。一昔前のRCヨットではラダーのみの1ch仕様のものもあった様です。
「ヨットは何故風上に行けるか」という論議はとは別に、操縦方法は簡単で10分もやればコツを覚え、風上にも進める様になります。しかも、メイン動力は「風」なので電池の耗も少なく普通の単三電池4本で1時間以上は遊べます。

RCヨットの部品

セールの角度を制御するサーボ:

船の全長が60〜70cm位のヨットであれぼ通常のサーボで充分ですが、90cmを越えるヨットは強力サーボかヨット専用のセールサーボを使用します。ヨット専用サーボにも「アーム型」「ウィンチ型」の2種類あります。
セールとサーボは紐(「シート」と呼びます)でつながっており、通常のピアノ線などの針金リンケージは使用しません。「紐の長さ調節」でセールの角度を制御します。アーム型セールサーボでシート引くには2通りあり、「1段引き」と「2段引き」があります。
1段引き:シートの端をサーボにつける引き方です。シートを引く力は強く、ヨットのスピードを出せますが、シートのストロークが短く、セールの開き角度が減少します。
2段引き:
シートの端はヨットの船体に固定し、滑車で引く方法です。シートのストロークが長く、セールの開き角度が大きくできます。ただし、シートを引く力が弱く、ヨットのスピードが出ません。
1段引きと2段引きの図説。

ヨット用のスクリュー

3chラジコン仕様にしなければならないため、市販のキットには装備されていませんが、実際のヨットのほとんどにスクリューが付いています。風の無いときや港湾内やマリーナ内での走航にはスクリューを使っています。ラジコンヨット用のスクリューも世の中にはあります。以下がラジコンヨット用のスクリューの仕組みです。
RCヨット用スクリュー
ヨット帆走時にはスクリューが抵抗にならない様に普段は畳まれています。
RCヨット用スクリュー
モーターが回転し、スクリューが回転し始めると遠心力で写真の様にスクリューが開き、推進力が生まれます。

ヨットのキール

キールとは、ヨットの船底から下に向かって出ている垂直尾翼みたいなもので、先に錘が付いています。(ラダーとは違います。)通常、ヨットは横風を帆で受けて帆走しますが、キール無しで横風を受けると当然転覆します。ヨットは船底にキールを持ち、このキールで横風から働く「転覆させようとする力」を打ち消しているので転覆しない訳です。
本物のヨットの世界では、このキールの重さや抵抗がを軽減させる方法が無いものかと考えられてきました。本物のヨットレースにおいて、抵抗も少なく、さらに重さもそれほど必要としないキールが考案されて、画期的な進歩を遂げました。これがウィングキールです。RCヨットの世界でも、このウィングキールは一部ヨットに採用されましたが、それほど帆走性能は向上しませんでした。
ウィングキールとヨットの各部名称の図説。

国産RCヨットの色々

京商

高性能ヨットのメーカーとして世界でも有名です。特にフェアウィンドは「お勧めヨット」としてインターネット上でもよく登場します。

オーシャン500

現在は市販されていませんが、ウィングキールという特殊な形状のキールを持ったヨットです。全長50cmと小型で、安価なヨットですが、風に弱く制御が利かなくなることもあります。

シーブリーズ

京商の中ではニ番のお手軽ヨットです。全長60cmで風にも強く、走航性能を重視したヨットです。入門者にはお勧めのヨットだと思います。

ピナクル

全長60cmと、シーブリーズと同じ大きさですが、船体に塗装が施してあり、見た目も重視したヨットです。

フォーチューン612

今では京商の中では一番のお手軽ヨットで、最新製品です。「ラジコンヨット入門」の著者でお馴染みの加藤氏が設計したヨットです。全長60cmで走航性能を重視したヨットです。入門者用ですが、取り扱いは少々難しい様に思えます。

シードルフィン

京商の2番目に新しい70cm級のヨットで、帆走性能を重視し、これまた加藤氏の設計のヨットです。

フェアウィンド

スタンチョン(柵)や浮き輪などの艤装品も充実しており、よりスケール感の高いヨットです。しかもレースに出れる程の走航性能を持っており、優秀なヨットだと思います。

シーウィンド

36クラスのレース用ヨットです。レース用のためシンプルな構造で艤装品は少なくディスプレイ用としては少々物足りないです。36クラスレースとは、全長が36インチ(914cm)以内のヨットでレースを行なう日本では一番ポピュラーなRCヨット競技です。各RCヨットのメーカーもこのクラスをターゲットとしたヨットを販売しています。2種類あって、通常のシーウィンドとハイエンドモデルとして塗装済みのFRP軽量版シーウィンドがあります。

田宮

日本屈指のRCメーカーの田宮ですが、ボートの分野ではヨットしか作っていません。(もっとも、飛行機の分野でもグライダーしか作っていませんが。。。) RCヨットではスケールヨットしか作っていませんでしたが、最近では、レースに特化したノンスケールのヨット「イノベーター」も発売しています。

ヤマハ40EX

ヤマハの中型レジャー用ヨットをモデル化したヨットです。細部まで実際のヨットを再現しており、ディスプレイモデルとしても使えます。さすが田宮!といった感じです。走航性能はレース用ヨットには劣りますが、初心者には充分な走航性能です。(あまり初心者が性能の良いヨットを持つと風に負けて回収不能になる事があるので、お勧めできません。。。)

イノベーター

田宮の36クラスのレース用ヨットです。RCヨットレースに勝つ為だけに設計されたヨットなので、スケールでもセミスケールでも無く、独自の形をしています。

ヤマハ ラウンドザワールド

ヤマハの大型レース用ヨットをモデル化したヨットです。EX40と同じく細部にまでこだわって再現してあり、ディスプレイモデルとしても使えます。模型屋さんの店頭によく飾ってあります。オプションとして揃いのユニフォームを着たクルー(乗組員)のセットも販売されています。

ABCホビー

一般向けボートメーカーとして京商と並び数々のボートを出しているABCホビーですが、ヨットはあまり出していません。リストとして「ビクトリア」と「ノースウィンド36」を挙げていますが、今では「ノースウィンド36」しか販売していません。

ビクトリア

以前はABCホビー唯一のヨットだったのですが、今はもう販売していません。

ノースウィンド36

ABCホビーより、レースにも対応できるヨットとして最近リリースされた36クラスのヨットです。スピードとスケール感を両立させているヨットです。

AGインダストリー

CR-610

CR-914の子分の様なヨットです。構造は殆どCR-914と同じです。CR-914は長さ90m、高さ160cm近くにもなるため、普通の家庭の部屋置きとしては持て余してしまいます。このCR-610は「性能はCR-914で小型のもの」という位置付けにあたると思います。

CR-914

かなり昔からあるレース用のセミスケールヨットです。発売以来ずっと変わらぬ良さを持っており、走航性能も新しいヨットが次々と出てくる中で依然としてトップクラスです。SMAC(Super Mini Americas Cup)というCR-914に特化したワンメイクレース(同じ種類のヨットのみで行うレース)も行われています。構造が単純なためメンテナンス性も優れており、様々なところがレース向けにチューニングできる様になっています。

ただ今制作中。


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