京商 ニトロブリザード QRCシステムの動き

通常のエンジン模型ではスロットルサーボはスロットル制御(エンジンへの燃料の流入量を制御するバルブの開閉)だけしますが、QRCシステムはこのスロットル制御に連動させて前・後・ニュートラルのギヤチェンジも行います。


QRCシステムの概観。画像手前にある丸いものスロットルリンケージのジョイントです。このジョイントはスロットルサーボとエンジンスロットル調整弁の中間に位置して、サーボで引いても押してもスロットルを開くようにします。サーボのニュートラル位置がスロットルの最小位置で、サーボの最大引き位置/押し位置がスロットルの最大位置です。画像真ん中のセーフティーバーの内側にあるのがQRCシステムです。サーボの位置で、ギヤをニュートラル、バック、前進に切り替えます。QRCシステムとエンジンの出力シャフトの間には「2段変速の遠心クラッチ」があります。画像では冷却ファンの下に位置しています。
<サーボの最大押し位置の動き>
画像の様にサーボを最大に押した位置では、QRCのクラッチは右側に入ります。下側のスロットルは開いています。QRCのギヤが右に入った後でも、まだサーボは押せます。そこら先の押し量はスロットルの制御となり、スピード調整量となります。スピードが上がってくれば、エンジンの回転数に応じて遠心クラッチがギヤを高速ギヤに切り替えます。


<サーボのニュートラル位置の動き>
画像の様にサーボがニュートラルの位置では、QRCのクラッチは真ん中に位置し、動力を伝えません。下側のスロットルも閉じています。この状態でもエンジンはアイドリング状態で回転していますが、動力がQRCに伝わっても、QRCがニュートラルなので駆動輪は回転しません。


<サーボの最大引き位置の動き>
画像の様にサーボを最大に引いた位置では、QRCのクラッチは左側に入り、QRCの出力シャフトは逆回転になります。下側のスロットルは開いています。QRCのギヤが左に入った後でも、まだサーボは引けます。そこら先の引き量は押しの時と同じく、スピード調整量となります。ただし、QRCがギヤをバックに入れていますので、バックのスピード調整となります。


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